さー今回もいろいろありました。本当にいろいろ。
思い出すだけでいろいろ。
まだ、これからもいろいろ。。。
東京のASSORT(現ASSORT TOKYO)を2011年に立ち上げ、その後ニューヨークと香港に出店。今回は4カ国7店舗目となる初のヨーロッパ出店にて、オランダ(アムステルダム)を選びました。
まず、ほぼほぼ全員に聞かれるのは、「なぜオランダですか?」です。
思い出せば、ニューヨークにはじめてお店を出したときは、「うぉー!すごいですね!」などの反応。ですが、逆に香港出店のときは、(今回と同じように)「え?なんで香港?」という反応がほとんど。
特に理由はない、との回答ですと嘘になってしまうのですが、、、
正直、最初はオランダに拘っていた訳ではありません。私はアメリカで生まれ育ったためか、そもそもヨーロッパにはあまり興味がなく、数年前にはじめて訪れた程度でした。
「興味がない」
私は技術にしろ、デザインにしろ、今まで興味がないことでも、とことん勉強し、追求し、「興味がない」や「苦手」という言い訳を自分に言わずに、なんでもまずやってみて、さらに必ず結果を出すことに拘ってきました。
お客様を選んだり、技術を選ぶには100年早い、と常に自分に言い聞かせ、走り続けてきたのに、「私は何故、興味がないを理由にヨーロッパに挑戦しないのだ。」
・スタッフにはいつも偉そうに(視野を広げるために)なんでも挑戦しろというのに、KENさんもやっぱ興味ないものには、アクション起こさないのね。
・なんだか反面教師やな。
・カッコ悪いな。
↑↑↑私がスタッフだったら、そんな風に思う気がしまして、、、
悔しくて、
自分に負けたくなくて、
新しいことに挑戦したくて、
スタッフにも新しい道を開きたくて、、、
もともと美容師になろうと思ったときの思いが、頭の中に蘇りました↓↓
以前、書いた記事、「ふざけるな、お前らと一緒にするな。」
そんなことでモヤモヤするぐらいなら、
とりあえずいこう!
、、、、
が最初のキッカケでした。
気づいたらいつものように、まず自分の足で、自分の目で確かめに行きました。イギリス、イタリア、ドイツ、パリなどと(どこの国も2泊前後ですが)とにかく自分の肌で各国を感じにいきました。
そして、はじめてオランダに一歩踏み込んだ瞬間、
「あ、ここだ!」
。。。。
。。。
はい、本当にいつもシンプルなのですが、すべては直感です。
分析をすれば、その直感までに至る要素は以下です:
*最初から言えよw
1. オランダ人は全員英語喋れる
2. ひとが本当にフレンドリー
3. アートで溢れている
4. 町がおしゃれ
5. ちょっとぶっ飛んでる文化
6. 東京→ニューヨーク→香港→ロンドンという王道は避けたい
そして何より、日本人が少ないこと。
オランダの人口は約1,700万人です。
そして、そのうち日本人は(オランダ全体で)約7,500人弱しかいません。アムステルダムに限定した際、3,500人前後と言われています。
この数字は、どういう意味をするのか。。。
わかりやすく、以下の情報をご覧ください。
外務省より
海外在留邦人数調査統計(平成27年調べ)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000162700.pdf
トップ10:
1. ロサンゼルス総→95,062人
2. ニューヨーク総→86,045人
3. 英国大→65,833人
4. タイ大→63,691人
5. 上海総→60,146人
6. サンフランシスコ総→44,616人
7. サンパウロ総→40,511人
8. シンガポール→36,963人
9. バンクーバー総→33,444人
10. シカゴ総→33,320人
14. 香港総→27,429人
41. オランダ大→7,552
そうなんです。オランダ(ましてはアムステルダム)には、日本人が非常に少ないのです。お店の近くを歩いていても、東洋人ですら、目にするのが珍しいほどです。
日系美容室が海外出店する際、基本上記のトップ10のいずれかの国を選ぶことが、一般的でしょう。
*ヨーロッパの場合は、当然イギリス(ロンドン)ですね。
ASSORTが出店しているのは、ニューヨークと香港です。ランキングではトップ15以内に入っており、日本人の数は世界的には圧倒的に多い国です。ですが、今回のオランダ出店は、(あえて)今までとは逆に、日本人が圧倒的に少ない街を選びました。
即ち、現地のお客様の支持を得れないと、非常に苦しい状況になるからです。
これぞ、挑戦。
ASSORTイズムがどこまで通用するか、純粋にチャレンジをしたかったのです。
、、、とういうことで、、、
いつかヨーロッパでやるなら、絶対ここにしよう!と確信。
だが、そう簡単には外国出店などできません。日本のスタッフバランスの兼ね合いもありますし、東京からスタッフを送るとなると、日本での売上は大幅に下がりますし、、、やまほど、考えないといけないことがあります。
いろんなシミュレーションをしていた真っ只中、東京のスタッフから連絡を頂きました。
KENさん!私オランダでやりたいです!
KENさん!僕オランダでやりたいです!
おっと〜〜〜きたきた。
いや、きちゃった。
こりゃやるっきゃないって奴ですなw
さー、ここから始まりましたよ。
物件探しからはじまり、、、
はい、歩く歩く歩く。。。
ビザ申請、あれやこれの契約、現地法人の立ち上げ、銀行、資金繰り、内装、、、
これだ!と決めた物件も、美容室NGになったり、決まった物件も契約当日に条件が変わっていたり、内装であれやこれでいろいろ変更になったり、、、
まー、正直外国出店には慣れてきましたけど、やっぱり神経使いまくります。寝れない日々の連続ですね。
何よりも大変なのは、アマゾネスの私ですが、オランダは香港同様アマゾンがないのです。
そのため、どこで何を買えばよいのかが一番苦戦します。
しかし、ゼロスタートは、やはりたまらんですね。大変ですが、達成感は半端じゃないです。
最終的に決まった物件は、もともと船のパーツの倉庫として建てられ、その後フォトスタジオに、その後は住居に。そして、今回、私達がヘアサロンに変身させました^^
ちなみにこんな通りです。
いや〜美しいですね。
日本で考えられないような、個性的な箱のため、内装を考えるには沢山工夫しましたが、CPO小澤さんの力も借り、お陰で今までにない、おしゃれな(そして贅沢な)空間が完成しました。
外国の物件は基本TAKE AS IS方式なので(日本のように綺麗にスケルトン物件などないので)、まずは大掛かりな解体工事からとなりました。
こちらの数倍はゴミが出ましたね、、、
そして水回りから、、、
次に電気、、、
ペンキ、、、
造作、、、
そして、
そして、
FINALLY!
いやーーー、大満足です。
日本ではありえないほど贅沢に、「無駄な空間」を作らせて頂きました。
そしてが、なんとか無事3月25日にGRAND OPENを迎えれそうです!既にご予約いただいている皆様、ありがとうございます!
ASSORT AMSTERDAM
KERKSTRAAT 99, 1017GD AMSTERDAM
+31-20-846-7746
ホームページよりインターネット予約が可能です。
我々は、
日本含めどこの国であろうが、
お客様がどんな人種であろうが、
ASSORTイズムを貫き通し、国や人種は関係なく、お客様第一での現場を心がけています。
今回アソート・アムステルダムにて選ばれた二人は英語も喋れるため、言葉の壁もありません。
絶対結果に残し、オランダの方々にもASSORTイズムを共感してもらい、ひとりひとりのお客様に美容を通して幸せを与えます。
そして、またひとつ新たな扉が開きましたね^^
では、Have a nice day 😃
ASSORT GROUP CEO
小林 Ken
twitter: @assort_ken
instagram: assort.ken
facebook: the.ken.kobayashi
youtube: ASSORT FILMS