ミルボンデザイナーズノートと、あまり公開していない美容師としての僕をちょっぴり。

そういえば先月ミルボンさんの美容師版情熱大陸、「デザイナーズノート」に出演させて頂きました。アメリカ・テキサス州で生まれ育った私がひとりで日本にきて約１０年、、、（今迄あまりないケースらしいのですが）この１０年をひとつのドキュメンタリーにして頂きました。

是非ご覧ください☆

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最近経営やマネージメントばかりの取材や質問が多いため、たまには別のことを書きますねw

そこで。。。。

デザイナーズノートの事もあり、、、
プレイヤーとしての僕を少しご紹介したいと思います。。。

今迄働いてきた環境や経験でしか伝えることしかできないのですが。。。

【アシスタント時代】

僕の場合はアシスタント時代は約３年でした。美容学校へ通いながら美容室でアルバイトを２年。学校卒業後就職して約１年。（その後すぐ面貸し）

1. カリキュラムだろうがなんだろうが、なんでも一番になりたかった。（尋常じゃない負けず嫌いですw）

2. 一日でも早くスタイリストになりたかった。（超カッコつけて、あのカット椅子に座りたくて座りたくてしょうがなかったw）

3. ギャンブルも女子もお酒も大好きだったのでとにかく遊びまくった。（寝ないのは当たり前、とにかく遊んでないとやってられなかったーw 毎日酒の肴っすねw）

4.とにかく時間とお金がなかった。（美容バカでした）

とてもシンプルでわかりやすい男性美容師って感じかな？面倒なことが嫌いで、とにかくなんでもストレートに発言し、わからないことがあればわかるまでとことん聞く。嫌いな先輩は嫌いだったし、好きな先輩は大好き。素直になったのはあとあとのことで、基本的には超生意気で、上目線で、絶対自分の方が上手いと思っていた面倒な奴w

技術は指先の感覚が慣れるまで（体で覚えさせるため）とにかく回数を重ねる。難しいことは何も考えず、将来のことも特に何も考えていませんでした。（正しく言うと考える余裕と時間すらなかった気がします）でも昔から指先は器用で、技術的なことはなんでもすぐ吸収できるタイプだったかな。最初はとにかく見る。見る。見る。見る。見る。盗む。盗む。盗む。

変化していく会社の方針や性格悪い先輩にイライラしたりするのは日常茶飯事でしたが、イライラしていても時間と気力の無駄に気付いてとりあえず言われた事は全部とことんこなしてやりました。皆とうまくやっていこうっていうより、多分自分の事しか考えていなかった気がしますね。でも競争が大好きだったので、無意識に周りのひとを巻き込んでいた気がします（そこは今も変わってないかもですねw）。

貧乏なのは当たり前で、アシスタントの頃から一円でも多く給料を出してくれるお店を探したり、アシスタントなのに、給料を上げてくれと交渉もよくしました（どんだけ生意気なんですかねw）。今思えば恐ろしい、、、でも常にどこか（根拠のない）自信があって、とにかくお金がほしかったのは記憶に残っています。

【スタイリストになって1年~5年】

1. とにかく全店（面貸しだけど）売上NO1になりたかった。（そして稼ぎたかった）

2. いかに早くいいスタイルを作れるしか考えていなかった。（常に尖っていた）

3. 当時まだカメラ美容師はあまりいなかったので、写真を撮りまくった。（雑誌の写真を真似しまくった）

3. ネット集客やオウンドメディアを研究しまくった。（独学ですが）

スタイリストになってすぐは正直技術の向上っていうよりかは、とにかく売り上げを上げたくて、NO1になりたかった。数字は嘘をつかないとアシスタントのころ叩き付けられたせいでしょうか。NO2じゃだめで、NO1に拘ってた。お店の方針や周りの人がどうのこうのとか本当にどうでもよくて、とにかく結果を出すために工夫しました。もちろんそのためには努力が必要で、技術はもちろんのこと、それより知識を増やした。テレビ、ネット、本、とにかく見たり読みまくってお客様に提供できるなんらかの情報になるためアンテナを常に張っていました。技術は当たり前でプラスα自分に何を身につければいいのかと考えた。ここではじめてセルフプロデュースを意識する。

マインドとしては、意見を言う前にまず結果を出す。逆に言えば、結果さえ出せば意見や文句を沢山言う。

スタイリストになって5年以内に目標を達成し、6年目以降は独立への意識や準備、チームワーク、アシスタントの将来、プライベート（結婚）、などいろいろ考えるようになりました。

そして気付いたら今に至っております。一瞬。。。。でもないです。個人的にはすごい長く感じていますw

負けず嫌いなところは変わっていませんが、今迄は常に誰かと比べたりして自分のモチベーション上げたり、目標をたてていましたが、今は自ら新しいものを生み出して行く考え方に変わりました。それには柔軟な姿勢、挑戦する力、素直さ、感謝の気持ちがマストのだなーっと思う今日この頃です。僕が歩んできた道は、僕が選んだだけで、決してそれが答えだと思っていません。自分の考え方も押し付けようとも思いません。沢山の道があり、考え方もまさに十人十色。それでいいんだと思います。（矛盾もありますがw）

最後に、今悩まれてる美容師さんがとても多いらしいですが、僕のアドバイスとしては、

そんなに悩んでもしょうがくないですか？　何もかも考えすぎていませんか？　自分に甘んじていないですか？　とにかく一番大事なのは美容の楽しさで、その幸せをどこか途中で落としてしまっていませんか？　遠かれ近かれ、絶対どこかに転がっていると思います。。。見つけれたら絶対また前に進みます。何度落としても、何度でも拾いましょう。

ではhave a nice day 🙂

小林 Ken