僕が尊敬するひとの一人や二人

昔から尊敬していたけど、最近になってより尊敬するようになった人の一人をシェアしたい。

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画像:musicman-net 「小室哲哉、ラジオレギュラー2番組同時スタート」の記事より。(http://www.musicman-net.com/artist/20428.html)

TK – 小室哲哉さん – コムテツ- Tetsuya Komur0(全部一緒やんけ) Wikipediaはこちら: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%AE%A4%E5%93%B2%E5%93%89

TMN時代は僕はま だ小さくて実際オンタイムでフィーリングしていなかったけれども、こんな時代だったみたい:

自身のバンド活動と平行して 渡辺美里をはじめ、岡田有希子、荻野目洋子、おニャン子クラブの福永恵規、堀ちえみ、中山美穂、松田聖子、小泉今日子、宮沢りえ、観月ありさ、牧瀬里穂、中森明菜などに楽曲を提供し 作曲家としても活躍する。(wikipediaより)

・・・もうこの時点で神ですね。

僕は実際生きて、感じ取っていたときはこの時代:

1994年のTMN終了前後から、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、H Jungle with t、dos、globe、華原朋美、安室奈美恵、tohko、鈴木あみなど、多数の作詞、作曲、編曲と音楽プロデュースを兼任して行い、1994年から1999年の間に数々のミリオンセラーやヒット曲を打ち立て、その様子から各メディアにおいて、「小室ファミリー」、「小室サウンド」、「小室系」といった独自の名称でカテゴライズされる小室ブームという少年時代からの夢だった社会現象を起こした。 (wikipediaより)

人間の領域超えてますね。笑

Wikipediaってすごいね。リサーチが一瞬。 でもこれだけwikiにいろいろ書いてあって「この人、すごいな〜」って思うことが沢山あるし本当に歴史を作ったひとだったんだなって思うけど、僕は画面に映されている文字より、実体験として実際彼が音楽業界そのものを変えたとする音楽をオンタイムで聞いて、感じて、踊って、歌って、口ずさんで、泣いて、笑って・・・この瞬間瞬間を思い出せることが本当に彼のすごいところだと思う。そしてその時代を生きて本当に幸せだと思う。もしかしたら彼じゃなかったかも知れないよね?だって時代って必ず誰かが生み出すもんだし、順番、タイミング、や運ってあるじゃない?そう思うと本当に毎日毎日・・・一瞬一瞬・・・大切だよね。

そこで・・・ 最近お客様、業界紙編集部、スタッフ、出版社、友達などから「なんでKenさんは表に出ないの?」と聞かれる。実はオファーを頂いても僕自身はすべて断っている。まー、僕自身は断っているけどその仕事を(主に撮影)才能あるassortスタイリストに託しているの。そのチャンスをあげたいから。信じてるから。

[良くあるパターン]をわかりやすくいうと:

オーナースタイリストが有名店出身→独立→常に撮影依頼→ひとり店長→若いスタッフになかなか仕事が来ない、又は任せれない→スタッフが育たない→トップのみ忙しい(多分本当はスタッフのモチベーションのためにやっているんだけどね)→スタッフの退社→売上減少→などなど・・・※もちろんcase by caseですが。あくまでの僕の勝手な主観。

でも僕は僕なりの考え方があるの。表に出るのは実際大好き(笑)。昔から目立ちたがりやで負けず嫌いな性格だからバンドで例えたら絶対ボーカルになりたかったタイプ。でもこの業界に入って10年経って、お店を出して20人ほどのスタッフの責任者として感じる今はね。。。なんだろう、、、うまく説明できないけど、今の僕はプロデュースの方が向いていて好きなんだよね。ここ2、3年プロデュース力にかなり力を入れている。教えてくれるひとがいないから自分で自分を育てなきゃだめなの。僕はずっとそうやってやってきた。だからほとんどスタイルを作らず、スタッフの作品を微調整したり監修している。

いつもスタッフに言うんだけど、いかに自分をproduceできるかがこの美容師の仕事として一番大事であり、その能力こそこの激戦区で成功できるかできないかの差。自分の短所、長所すべてに向き合ってどう表にプレゼンできるか。これは日本人が最も苦手らしく、歴史上でもそれは一目瞭然である。でも少しずつ時代と共に欧米化してきたこの世だからこそchangeのチャンスなんじゃないかな。

根本的に僕は表に出たいタイプなので近いうちにそのときはくると思う。でも今じゃない。もちろん今はニューヨーク出店でありえんくらい忙しくてやることが山ほどあるっていうのもあるけど、

それだけじゃないかもね。 話を戻すけど、TKが沢山のミュージシャンを国民のみんなと一緒に育てたみたいに僕は沢山の美容師さんをプロデュースして育てていきたい。そしてその才能を世の中に送りたい。ass0rtに中途で入ってきたスタッフも今のところ全員成功させてきた。(厳密にいうと成功しはじめた・・・かな?)ちなみに成功という定義はなく、ひとりひとりが目的とする生き方でいいと思う。

僕の得意分野というか特技というのは、その人やその組織の良さをいかに世間によく見せてプレゼンできるか。今の時代、目の前にひとを集めてプレゼンする能力より(セミナーとかね)、いかに出会ったことのないひとや目の前に集めれないひとたちにプレゼンし、伝えて興味を持ってもらえるか。それは写真や言葉やフォルム、、、色んなジャンルのバランスなの。目の前の人を満足させることができても目の前にまずひと呼ぶ力がないとね。※もちろん人前でのプレゼン能力があっての前提だけどね。美容師の仕事は目の前のお客様に自分をプレゼンし、50/50の関係でそのひとを最大限美しくすること。これが基本だと思っている。だからそれに集中してほしい。美容師にあれもこれも求めちゃ無理でしょ?人間だからね!しかも美容師は個性的!美容が好きで美容師になったのに、その他のことをばっかりやらせちゃそりゃ嫌になっちゃうよ。目的がずれてるもん。僕の仕事は美容に集中できる環境を提供すること。今の時代でいうと新規集客やITに力を入れ、美容師にはチャンスを与え、足りないところを補う教育提供。そのひとをどうやって新規指名獲得させるか、などね・・・(もちろん本人の努力がないと成り立たない)

でもよく考えると原点はサロンワークかもね。いかにお客様を最大限奇麗にするか・・・これが僕の原点なの。流行やトレンドは大事だけど、それよりひとりひとりに似合ったバランスを作ることなんだよね。だから話さないとわからないし、そのひとの背景や雰囲気がかなり大事。キャッチできるスピードの能力はひとぞれぞれだけどね。美容師のみんなもそうだと思うけど自分自身の友達をカットするとき、どんな性格でどんなテイストが好きでどんなファッションが好みかだいたいわかるじゃない?だからこそ本当に似合うバランスをイメージしやすいし作りやすい。だから僕もまずassortスタッフの特徴や人間性をすごい観察するしコミュニケーションを積極的にとる。これがキーポイントね。

ちなみに人の雰囲気をキャッチして形にできる美容師の中で一番尊敬できる方は僕自身の髪もカットしてもらっている川畑タケルさんです。 (ビュートリアム七里ケ浜店 http://beautrium.com/ )

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これは6、7年前の写真でしょうか?まだ七里ケ浜店ができる前で、川畑さんが青山で働いていたとき営業後に食事に連れていって頂いたとき。ひとの好みや雰囲気を一瞬でキャッチし、それを髪で形にして表現するナチュラルのスペチャリスト。今では当たり前の「スライドカット」の生みの親です。ま、ここを話すと長くなってしまうので・・・

最近沢山の求人、新規ご来店、誌面のオファー、本当にありがとうございます。こころより感謝しています。そしてこの感謝の気持ちを忘れないよう今後も発信していきたいと思います。

最後迄読んでくれてありがとうございます。

ken.kobayashi

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