ニューヨークと私。

Processed with VSCO with au5 preset
日本に一時帰国して街を歩いていると、私はやけに人にジロジロ見られる。。。
最近気づいたのですが、日本はマイノリティをおおやけに出しているひとが少ないから、私はどこへ行っても目立つのだと思いました。
髪が短いし、ノーメイク、ノーブラでタトゥーだらけ・・・。おまけに偉そう。
日本は大好きだけど、毎回一時帰国からニューヨークに帰ってくるたびに心からほっとする。
それぐらい、私にはニューヨークがあっているのです。。
”もしもあのとき海外には行かず、ずっと日本にいたら私はどうなっていただろうか。”
そんなことをたまに考える。日本に住んでいた当初、私はもっとひねくれていて、日本には”新しい価値観”みたいなものを受け入れる文化がないと思っていました。
しかし、実際に自分が生まれ育った国を離れることで、何より本当に日本の素晴らしさを知ることができます。それは今日本に住んでいて、美容師を含め、すべてのデザインをこよなく愛するアーティストの方々も、気づいていないだけであって、実は私たちは本当に素敵な国で育ったんだと日頃感謝すべきなのです。
しかし、私はとにかくニューヨークに惚れ込んだのです。
2012年の7月のあの日、この街に足を踏み入れた瞬間、私はニューヨークに圧倒された。
せわしなくて騒がしく、正直東京よりも忍耐のない街だった。
英語もわからない、右も左もわからない。でも私は明らかに生き生きしていた。イエローキャブの目の前に歩行者が道路を横断しても、おしっこのにおいが漂ってきても、道の脇に積まれたごみが風に乗って飛んできても動じませんでした。笑
そして私はニューヨークにいると自分がアジア人だとか、移民だとか、気にしなくてよかったのです。
日本にいる時は、日本人じゃない人を見ると、その人たちのことを”外国人”と思っていたのを思い出した。しかしこの街ニューヨークでは、いつでも私が外国人なのだ。でもニューヨーカーとしては変わらない。なぜなら、ニューヨークは色んな州や国から移り住んできた移民の集まりだからなのです。
ちなみに昨日初めてやったインスタライブで、美容師さんからニューヨークでの経験について質問が多かったので少しだけお話をしたいと思います。
ニューヨークに来たばかりの私は、日本を離れたからにはどうにかこっちで成功しなきゃ恥ずかしくて帰れないと思っていました。
しかし英語はしゃべれないし、美容師としてもまだアシスタントだった私は、その弱みを上回る努力をするのが使命だと考え、周りのもっと恵まれた人たちに追いつき、なんとか追い越してやるという感情で常に満ち溢れていました。
私は死ぬほど英語を勉強したし、カットの人一倍練習もしました。常に前を、上を向いていました。
実際スタイリストになり、美容師として売り上げの数字があがるたび、満足することはほぼなく、
「これはいずれもっと大きな意味を持って欲しい」とだけ願っていました。
それがのちに社長の小林が言うような自分がスタッフを育て、そのスタッフの幸せを願うようなことにつながるのだけど、その時は漠然と、結果がまた新しい何かを生み出す・・という感じで考えていました。
とにかくVACANCYは忙しくて、私はニューヨーク中のおしゃれな子の髪を切っていると今や自負できるのは、昔からただ腕のいい美容師ではなくて、影響力のあるひとりの人間になりたいと思っていたからだと思います。
いつも尊敬して目指していたのはサロンの先輩や有名な美容師じゃなくて、イチローやスティーブジョブス。彼らがいつも私のお手本でした。一流で、特別で、オリジナル。
もちろん、ただ仕事バカだったかというと、そうではありません。
私は死ぬほど遊び好きで、社交的でした。ニューヨークは本当にたくさんのものが目を奪うのです。。
一歩街に出れば雑誌から出てきたような可愛い女の子だらけなものだから、次は誰を恋人にするかとか、どのパーティーでどんな子とダンスするかとかそんなことばっかり考えてときもありました。笑
でもその中でも頭の中は常にやるべきことでいっぱいでした。人を笑わすのが好きな私の性格の裏側では、まるで会社を経営しているかのようにとことん成功を追求している自分がいて、すべてをこなそうと必死になっていつどこにいても脳内には「やることリスト」が存在していたように思います。
よく、遊びも仕事もどうやってそんなに両立してるんですか?と聞かれます。
私は自分の仕事を心の底から楽しんでいるので、遊びに無駄なお金や時間を使ったりしません。
娯楽にお金を費やす人が多いのは、退屈な人生から抜け出すためだと思います。
しかし、誰かによって作られたワクワクは、ずっと続くものではありません。終わればまた、次のワクワクを探さなければなりません。もしあなたが誰かが作った娯楽にではなく、自分自身の今や未来にワクワクしているのであれば、それは素晴らしいことだと思います。
両立というか、仕事を楽しんで、遊び心は仕事のモチベーションにつながっているものなので、あまり深く考えていないのかもしれません。
目標をかかげ、結果を分析し、障害があれば乗り越えてきた。何かを達成しても必ず次の試練があった。
そして今もある。そしてこれからも。だから飽きないし燃え尽きないのです。
最後にとっても大事なこと。
私の周りにはつねに刺激的で頭のいい友達や仲間がいます。
前向きな人と時間を過ごすことは、本当に意味のある時間だと思っています。
逆に、そうじゃない人たちとふんわりとしてクリアではないつながりで時間を過ごすことは非常につまらなく、そういう人たちがネガティブだったりなんかしたら自分のポジティブエナジーも持っていかれちゃって、もう最悪です。
私の場合、仕事へのインスピレーションは、個人的なインスピレーションと結びついているので、人生に良い変化をもたらしてくれるのは、何があっても立ち止まらない人たち。
幸運なことに私は、ニューヨークでそんな人たちと出会ってきました。彼らについていきたいという思いや手助けしたいという思いこそが、私を駆り立てるのです。
だからそういう友達や仲間にかこまれて、私は本当に幸せだし、これからも好きな街で人に影響を与えられるようなアーティストとして、ニューヨークという街を牛耳っていきたいと思います。
それでは、See you later 🙂
More from Masami Hosono

幸せについて考える

私は、結構頻繁に幸せにつ...
Read More

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です