どうしてそんなにアメリカへ行きたいのですか?

GREELEY, CO - OCTOBER 30: Republican presidential nominee Donald Trump holds a rainbow flag given to him by supporter Max Nowak during a campaign rally at the Bank of Colorado Arena on the campus of University of Northern Colorado October 30, 2016 in Greeley, Colorado. With less than nine days until Americans go to the polls, Trump is campaigning in Nevada, New Mexico and Colorado. (Photo by Chip Somodevilla/Getty Images)

トランプが大統領になり、私の住むアメリカ・ニューヨークでは歴史的に大きな変化が訪れようとしています。

日本のニュースでもお分かりの通り、トランプの支持者と反支持者との対立は日に日に大きくなっています。

日本語でこの記事・ブログを書こうと決めた理由は、日本で報道されている ”アメリカの今” と、実際私がニューヨークで生活をして感じている”アメリカのリアルな今”を日本人の皆様に伝えたかったからです。

そしてその重要性とは?

 

・日本という国に与える影響

・これからアメリカに来ようとしている日本人への影響

・在米日本人への影響

 

あなたはどこまで理解していますか?そしてどこまで理解しようとしていますか?

 

私がニューヨークに来たのは、約5年前。23歳になる直前でした。

生まれて初めてパスポートを取り、生まれて初めて飛行機に乗って、ニューヨークへと飛び立ちました。

実際に自分の目で感じたニューヨークは魅力的で、私はこの街で有名な美容師になりたいと心に決めたのです。

怖いと思う気持ちはありませんでした。

いくつになっても人生は変えられる。

決まりきった次のステップとは違う一歩を踏み出したとき、すばらしいことは起きる。

と信じていたからです。

 

何より私を変えたのは”アメリカ”という国の文化でした。

今の私があるのは、”アメリカこそがもっとも寛大に移民を受け入れる国”だからです。

 

しかし、外国人(移民)がアメリカに住んで生活をするのにはビザが必要です。

観光で来るのにもESTAという観光ビザが必要で、学校に行くのにもF1という学生ビザが必要です。

私にようにアメリカで働くとなると、そのハードルはより一層高くなります。

 

外国人や移民は、限られた年数しかアメリカに滞在ことができず、日本へ帰ることを余儀なくされてしまいます。

私はそのシステムに非常に賛成で、ビザというチャンスをしっかりと与えられ、強い意志や理由なしにはいられない環境こそが、アメリカの魅力だと信じているからです。

どんな方法であれ、夢を叶えないという気持ちはみな一緒で、そのために努力をしたり時間やお金を投資して自分という価値を見出していくものだからです。

 

”一握りの人しか生き残れない” という環境に昔から魅力を感じてる私の性格としては、東京やニューヨークのような場所は特別な場所なのです。

 

さて、なぜ外国人や移民はアメリカに長くいることが難しいとされているのでしょうか?

 

帰国せざるおえない理由としては

 

・ビザの切替・延長がうまくいかなかった

・経済的理由で学校を辞めた

・就職難からステータスを失ってしまった

・I-94の更新忘れ

・国内でビザ申請がペンディングetc

 

などなど、様々な理由があります。

 

しかし学生や駐在員としてアメリカに来て、結婚した夫婦(ジェンダーレスではないので、この言葉はあまり好きではないのですが・・)から生まれた子供は、アメリカの住民権を得られることは皆さんもご存じなはず。

 

これは私の勝手な懸念ですが、トランプが大統領になり、

birthright citizenship(出生地主義)を否定してしまうと、「アメリカ人」という定義がすごくあやふやになります。

ニューヨークは特に、肌の色が白くて目が青ければアメリカ人とは誰も思っていません。

2世として、3世として、移民として。。理由はなんにせよアメリカのパスポートや市民権を持っていればアメリカ人として扱われます。

 

日本でよくあるような ”あなたは何人ですか?” (are you american ?)とは誰も聞きません。

 

だからみな初めて会った人には ” where are you from ? ”  と聞くのです。

もちろん、日本に住んでいる時はほとんど全員日本人なのでこの質問をすることはないでしょう。

 

いろんな人がそれぞれのルーツを持っているのです。

例えば親が中国人だけど学生としてアメリカにきて、結婚して私は生まれたんだ。という友達もいれば、親がメキシコ人で出稼ぎにアメリカにきて生まれた子供などなど。。。

ニューヨークは本当に様々なルーツを持って生活している人たちの集まりなのです。

 

そんな移民で溢れた国アメリカは今、トランプ大統領によって変えられようとしています。

彼のいくつかの対策を例にあげましょう。

 

トランプ大統領が難民の一時受け入れ停止と移民の入国規制を強化する大統領令に署名しました。

さらにアメリカとメキシコの間に壁を作ろうしています。

簡単にいうと、テロや不法滞在者や暴力・トラブルを削減したいのです。

 

しかし私が思ったことは、こんなにも、ニュースでメキシコ人に壁を作れ!と言ったら、将来の子供たちだって真似するでしょう。

でも、たとえ合法移民の子供でも、いじめる側は、合法移民か非合法移民かなんて、わかんない。

 

今のままだと、”差別”という文化が増えてしまうと思うんです。

 

 Who knows that I am Japanese ?

Who knows that I am an immigrant?

 

私が移民の日本人だということを、人はどう判断するのでしょうか?

データ?

見た目?

肌の色?

英語のアクセント?

パスポート?

グリーンカード?

 

疑問が湧いてきます。

 

私は移民としてアメリカにきて、美容師としてデザインを作り、ニューヨークの文化を、肌で感じてきました。

もしかしたらこれからはそういうことが難しくなるのかもしれない。

 

それは非常に怖いことです。

私がアメリカにきた理由は、移民を受けて入れてくれる寛大な国だと思ったから。

そして、だからこそアメリカは様々なアイデアやアイデンティティに溢れていて、魅力的なんだと。

 

いったいこれからのアメリカはどうなっていくのでしょうか?

 

 

 

 

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トランプ氏がいう、歓迎する移民労働者は、シリコンバレーなどの優秀な技術者のことを言っているようです。

 

What’s going on this world ?! です。

現在、アメリカの大学を出るとOPTといって、1年から1年半のワークビザがもらえ、
その間に学生たちは就職活動ができるのですが、このビザの見直しの可能性もあるそうです。。

そうなると、世界で働きたいという熱い気持ちで、卒業の難しいアメリカの大学を、超頑張って&高いお金を払って卒業しても、アメリカで働く確率が減ってしまいます。

私は美容師で、周りにはアーティストやクリエイティブな仲間がいっぱいいます。

 

このままでは、そんなクリエイティブなことが生まれるチャンスが減ってしまうのでしょうか?

 

・トランプの公約の中で在米日本人にすぐに影響をもたらすこととは。

トランプ氏がメキシコからの不法移民やイスラム諸国からの難民の抑制を主張しましたが、彼の政権の下で移民法の執行を全般的に強化するでしょう。すなわち、今後、ビザやグリーンカード申請の審査を強化し、H-1Bビザの現場検査を増加し、オーバーステイした外国人に対する強制送還を強化すること等の厳しい措置を取ると考えられます。

 

さらに、マーケットは正直で、彼の当選後日経平均が急落し、ドル円も4円近く円高となった。

この下落を見よ!

 

それでもまだ私には関係ないと言えますか?

 

金が上がるのなんて、普通は戦争かテロの時ぐらいだろう。

トランプ大統領の誕生を、世界がはっきり「有事」と認識している証拠。

そして戦争やテロが起きようとしていることと間違いなく近いことが起きているのです。

 

反トランプサポーターの中でも対立が起き始めています。

例えばFacebookで何度もシェアされている、トランプを支持する発言をしたTVリポーターが反トランプサポーターに殴られたビデオ。

多くの人ががこのビデオを賞賛し、”Good Job”という。

 

しかし、私はそうは思わない。

殴る、ける、人を殺す、騙す。

みんながそんな方法で自分の意見を尊重しようとしたら、戦争が始まってしまいます。

 

先週行われたWomens March (女性の行進)のように、ポジティブで、平和的にならなければいけないのです。

 

力を合わせて、ひとつにならないといけないのに、

”悪い奴はこらしめろ”という間違った方向に向かってしまっているのです。

 

それはソーシャルメディアによる情報量の莫大化が原因でもあります。

スマートフォンやコンピューターを閉じ、目をつむり、世界の平和を考えてみてください。

 
日本人の人も、これまでは、優秀な外国人が多くアメリカに移り住んでいたが、トランプの政策に嫌気がさしてアメリカ行きをやめるかもしれない。

在米日本人も戦々恐々としている。

(市民権を持っている人ならともかく、それ以外の在米日本人は心もとないだろう)

 

first amendment defense act (FADA) というシステムは脅威である。

 

連邦政府の公式サイトからは、バラク・オバマ前大統領が重視していた温暖化問題、ヘルスケア、LGBTに関するページなどが消えた。

 

時間は刻々と、迫っているのです。

 

しかし、やっぱりネガティブからは何も生まれません。

 

これらの記事をご覧ください。

米Starbacks Coffee、難民1万人採用を計画-トランプ氏の移民規制受け

Here’s Why All Your Friends Are Deleting Their Uber Accounts

 

スターバックスは移民を採用し、カーサービス会社のLyftは1 Million Dollers をドネーション。

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(それに付随して移民の解放してもらうために、ニューヨークシティのイエローキャブがストライキを起こし、JFK空港でタクシーがいなくなるというデモが起きた時、カーサービス会社Uberが金額をあげて金儲けをしようとしたことにアメリカ国民は怒りを表している。)

 

日本のニュースでは報道されていないアメリカ国民の声を、もっと広げるべきだと私は考えます。

そして世界の平和と、表現の自由。

肌の色や生まれ育った場所を差別されない世の中を。

私は英語という共通言語を学び、ニューヨークのカルチャーを肌で感じて毎日ここで生活しているのですから、同じ場所で髪を切っているだけでは新鮮なデザインを作ることはできません。

常に何かから刺激を受けることが必要なのです。

それは移民としてこの場所に集まってきた人たちのパワーと、アメリカ人のパワーを合わせて生まれるものです。

私はニューヨークでほとんど日本人の友達がいませんが、

なぜなら”人との出会い”という分野で、特に日本人を選んでいないからです。

それと同じで、人は自分と同じタイプの人と出会う傾向にありますが、それは新しいアイデアや知識に出会う可能性をはるかに減らしてしまいます。

 

一流の人やタレント性があると言える人は、さまざまな人からいつもスポンジのように物事を吸収し、

それだけでなく自分の価値観を何かの形で表現して人に影響を与えています。

ごく、自然に。

 

あなたが人に何かを与える人であれば、きっと同じように「与える側」の人と出会うことができるでしょう。相手も親切にアドバイスをくれたり、支援をしてくれるはずです。

そして、幸福と友人を同時にたぐり寄せることができるのです。

人は一人では生きていけません。

あなたが海外にいるならなおさら。

親はスーパーヒーローじゃないし、すぐ手の届くところにはもういない。

 

私はつねに、メンターやアドバイザーなど強力な支援者に囲まれていて、必要に応じてアドバイスを受けられる体制にあります。

この国の言語を学び、文化を知っていくことで

向上心と前向きさの塊になった私は、ニューヨークという場所で、自分の手で、

新しいカルチャーを生み出していこうと常に思っています。

 

 

その経験により価値観が変わり、目の前にあるものへの感謝を忘れないようになりました。

本当にありがとうを言ってもらえた時や、自分のやっていることを尊敬してもらえた時は最高の瞬間です。

 

海外に生きたいと思ってい人たちにもう一度聞きます。

 

”なぜ、そんなに海外に行きたいのですか?”

 

まず、海外に足を踏み入れてみてください。

そして先入観を捨てて、その国と文化を肌で感じてください。

自分の芯を強く持っていれば、海外は本当に面白い場所です。

自分を成長させてくれる人生の経験となります。

一億の出会いがあります。

一般的には不可能だと言われていることも、できる可能性がある場所です。

でもそのためには、100万回壁にぶち当たって、迷って迷って悩んでも
目の前の一瞬に全てを捧げましょう。

 

なぜならここは本当に特別な場所だから。

 

 

 

 

 

 

 

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