先日スタッフ旅行から帰ってきました。
毎年人数が増えていく中、今回は24人での海外旅行(グアム)となりました。
普通に考えたらこんなも多い人数で海外へいくのってあり得ない気がするんですけど、
金銭的なことや、全店休みにするのことも、沢山課題はありましたが、
いつもの「まずはやってみよう」のノリで行っちゃいましたw (まだこの規模なので、エイヤーでできる範囲かと。。。来年はどーなることでしょう><)
で。。。やはりちょーーー楽しかったですw やっぱり仲間と一緒に過ごせる時間は最高ですよね。
韓国、台湾、沖縄、初島、、、なぜスタッフ旅行に拘るか。。。僕が提案する旅行の意味とそのストラテジーを少し紹介しようと思います。少しでも皆様の参考になれればと思います。
(1) まずは金銭的なこと。
当然お店の利益がなければお店を閉めて旅行になんぞいけません。即ちスタッフモチベーションの一種です。これは教科書通りのことで、誰もが理解できることだと思います。年間目標達成から生まれる利益に対してのスタッフ還元です。(ボーナスに近い感じかな?)売り上げによって行ける場所が変わってくるという、いかにも一般的な手法です。
しかし、私が大事だと思うのは、ただ「お金を出す」ということではないのです。
当然旅行先に着いてから何をするかがとても金銭的にシビアな部分です。そりゃお店にお金があればあるほど全員分支払って好きなように遊べます。しかし、小さな会社の僕らがそんな大金があるわけないのです。積み立てしているわけでもない仕組みの会社なので、当然スタッフにもお金を少しだけでも要求します。そして全員で考えてコミュニケーションとってアクティビティーを決めてもらいます。楽しい事には皆さん全力を尽くすので、さらに自分もお金を払うとなれば言いたいことは言います。
日々汗流して稼いだお金となれば使い方は慎重で、尚更金額が少なければ少ないほどシビアになるのは当然のことだと思います。
本当はみんなと一緒に遊びたいけど、お金がない。ひとそれぞれお金には事情があるので突き詰めることは不可能で間違っていると思っています。それでも皆が出した答えをプレゼンしてもらう結果、やはりアクティビティーなどはバラバラになります。レンタカーを借りれる組、借りれない組、スカイダイビングしたい組、出来ない組、色々でてきます。要はお金でしばられます。
しかし、それでも一体となれるプランニングをするこの過程がとても大切です。そしてそれを理解しているスタッフが何よりも素晴らしいです。ただ与えられたことについていくのではなく、自分達で考えて工夫する。与えられた予算でどこまでできるか。これぞ早いうちに身につける能力です。
うちのスタッフは本当にお金の大切さを理解していると思います。そして僕はいつも勉強にもなります。すごい工夫して、本当に上手に予算内に組み立てているプランニングをプレゼンされると感心します。僕も昔よりかは少々稼ぐようになりましたので、一円の大切さを改めて感じさせられます。
そして実は(スタッフが自身で決めた遊び代を)最終的にはお店が支払うことがほとんどです。もともと自分たちが払うと思っていたお金が、あとあとお店が出してくれるとなると感謝の気持ちがリアルに伝わります。そしてその浮いたお金をレジャーに使ったり、逆に貯金したり、そのひとの自由ですが、なんとなく得した気分になります。
そう、僕の教育の中には「お金の大切さ」「お金の使い方」「お金の感謝の気持ち」を伝えるようにしています。
僕らは会社と一緒に成長していて、スタッフひとりひとりがそれを実感する手のひとつなのです。
では何故「みんな」に拘るのか?
それは、
(2) コミュニケーションや個性を表現するため。
これも教科書通りですね。教科書に載っているのも理由がありますよw
全国から集まってきてくれたうちのスタッフは、もともと皆違う環境で育っていて、当然個性溢れた人達ばかりです。そんな何十人ものの人が美容という軸で集まっている訳ですが、「美容」や「サロンワーク」のフィルターを通して映されるひとりひとりの「個性」は、本当に「個性」として観えているのか?「後輩」や「先輩」、「スタイリスト」や「アシスタント」の前にひとりの「人間」(個性)です。この「人間」を私はみてほしいのです。仕事だけで繋がっているようでは良いサロン環境造りは不可能だと思っています。なぜなら我々は自身が商品だからです。仕組みや物じゃない、「人」です。もはや技術だけが美容師の商品の時代はとっくに終わっています。
普段サロンワークでは大人しくて、口数も少なく、声も比較的に小さいひとがビーチバレーなど、スポーツをやりだしたら実はすんごいリーダーシップがあって、声も大きく、生き生きしているケースはよくあることです。目を疑うほどの出来事は沢山あります。日々サロンワークしていてその人のことを理解していると思っていたら、それは勘違いで、一方的で、実は決めつけるところはやまほどあり、このような旅行を通して相手の本質や才能を発見するきっかけとなるかもしれません。今迄とは違うアプローチでのアドバイスや考え方になるかもしれん。
「ひとりひとりの個性や美しさを最大限に引き出す。」
美容師さんがよく使うフレーズですが、身近の人からそれができないと、お客様にできるわけなくないですか?
ではhave a nice day 🙂
ken.kobayashi
ps 僕とmayumiを全力でプールに投げ込むスタッフ、大好きっす^^
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